失って初めてその存在に気づくとはよく言ったものである。
こんばんわ、新人総務の岡です。
「制作のアレコレ」、今週のテーマは「自分が担当しているセクションについて」です。
ややセンチメンタルでノスタルジックな冒頭ではあるが、決して失恋したわけでもなければ、毎週密かに楽しみにしていたマンガの連載が突然打ち切りになったわけでもない。
ご存知7/24のアナログ放送終了と同時に、私の部屋のテレビがただのデカい箱へと成り下がったのである。
「ブラウン管の画面を破壊すればもはやそれはテレビじゃないから家電ではなくただの粗大ゴミとして捨てられる」、という嘘か本当かわからぬ話を聞いたことがあるが、その理論に基づくならば私の部屋のテレビも、テレビとして機能していないのだから粗大ゴミとして捨てられるのであろうかー。
元もとあまりテレビを見ない私は地デジチューナーを買うには至らず、むしろ冒頭の文章とは間逆の心境で、正直テレビなどはっきり言ってどうでも良いのである。
「あれば使うけど無ければ無いで構わない」その程度の存在に過ぎないわけだが、その一見どうでも良い存在とはまさに私が当サークルで担当しているセクションなのである。
(大)企業であるならば「総務」とは重要な部署であるのかもしれないが、同人サークルにとって「総務」とははたしてどれほど必要なのか。
今のところ具体的な仕事内容と言えば、外注で仕事を依頼している方への契約書の作成、リクルートに関するメールの返信、イベント等の申し込み、グッズや印刷に関する業者対応、その他もろもろ情報収集など。
確かにどれも大切な仕事ではあるが、わざわざ人員を割くほどのものなのかと問われるとなんとも答えがたい。
実際にこれらの仕事の大半はライター兼雑用の宗岡さんから引き継いだものである。
他のメンバーが本業に専念できるようになるならば本望であり、そのための総務担当なのだと胸を張って宣言したいところだが、
シンクロ率の高いうちは良いものの、そのうち「これを失敗したら、多分弐号機を降ろされる」と存在意義が危ぶまれる状況が来るのではないかと気が気でない。
なんだか自分で書き綴っているうちに、悲しくなってきたので、とりあえずクビにならぬよう代表のパンツを洗うことぐらいはやっておこうかと思うと同時に、テレビを処分するのは思い留まろうと思う今日この頃なのである。
新人総務の岡でした。