ども。スクリプト担当の吉原です。
おまわりさんに呼び止められてまたお話しました。
二日続けて。
なんでやねん。
それはさておき、最近お気に入りのバンドの紹介でもします。
「wolfstone」という民族音楽とロックを融合したスコットランドのバンドです。
民族音楽+エレキサウンドというと、森メタルをはじめとした
厳つい蛮族チックなメタルバンドばかり想像しがちですが、
彼らはあくまで「+メタル」ではなく「+ロック」でして、
荒々しさとは違う方面でアグレッシブ、かつ実にスタイリッシュです。
強面のおっちゃんボイスや、ヘビーすぎるギターサウンドが苦手な方にオススメ。
上手い酒が飲めること請け合いです。
それでは本題、制作のアレコレ。
テーマは「プログラム」
今回は、「NScripter(Nスク)」についての思い出などお話します。
やれ、「ゲームプログラム」とは…という語りは配布できるプログラムを
自作できるようでなければ信憑性に欠けますので自粛します。
初めてNスクに触れたのは今からたしか3年前、サークル加入の際に進められたのが
切欠でした。
初見の感想はアレでした。こんなにGOTO文使うのかと。
プログラミング習ったことのある方は皆同じことを思ったのでは。
それと、以前HSPを日経ソフトウェアで特集された際に少し弄った事があったんですが、
HSPと比べて、実に制御構文系が単純すぎて逆に複雑に感じました。
今でもSwitch文の代わりにIF文を羅列したりしてますが、今だ違和感が拭えません。
まぁHSPとNスクでは、同じ「スクリプト」でもそもそもの用途が明らかに違うため
この辺に差がでるのは当然の事なんですが。
RPGツクールじゃ格ゲー作りにくい…なんてくらい当たり前です。
ネガティブな驚きばかりじゃなく、もちろんいい驚きもありました。
やはりADVつくるためのツールなだけあって、
画像が表示しやすい。音が鳴らしやすい。文章表示しやすい。
DirectXの参考書と睨めっこしたのが馬鹿馬鹿しくなるくらいに。
ADV用のゲームエンジンを自作する気が失せます。
というより、自信がなくなります。
今から勉強してコレ越せるの自作できるのかと。
以前のNスクはPNG画像を読み込むための公式プラグインが存在せず、
透過情報のある画像を用いてのアニメーションを作るのが非常に大変でした。
アウトラインがファジーな画像で十コマ近くのものなんて、演出用プラグインを
作成してそちらで描画するくらいしか解決策が無かったと思います。
それも今では公式プラグインが出来たため、PNG画像でのアニメーションも可能に。
これは、「魔王を護らナイト」のタイトル画面でボタンをクリックした際の演出に
用いております。この演出のためだけにNスクの新しいVerを使用したといっても
過言ではありません。ちなみにアレの画像を作成するのは実に骨のいる作業でした。
プログラミングの勉強をしていた身として、このNスクのプラグインによる拡張性も
大きな魅力の一つでした。小規模プラグインの作成なら勉強にうってつけかと思いまして。
プラグインの実験作も、「魔王を護らナイト」で使用しています。
アレはNスクでちゃんと動作するプラグインをVC++でコンパイルするための勉強という
意味合いで作られたもので、動作自体はキャラを上下に動かすだけの単純なものです。
とはいっても一応アレがなければ、あの挙動でのアニメーションは文章送り中にできないので
実験以外にもちゃんと意味のある存在ではあるんです。決してゴミではありません。
今後も使うかどうかは未知数ですが。
そんなこんなでNスクとの蜜月を振り返ってみた訳ですが、
はたして、いつNスクから巣立つことが出来るのでしょうか。
どっぷり漬かりすぎてしまい、他言語が頭から抜けていきます。
非常にマズイですね。