前回アドベンチャーゲームにおけるイラストに関しての検討を行いました。今回はBGMやSEなどの音素材に関して検討をしていきたいと思います。
□サウンド素材
■ボイス素材:台詞を声優に読んでもらった素材
■BGM素材:シーンのバックで流れている音楽
■効果音素材:打撃などシーンで使うものや決定時に鳴るシステムよりの効果音など
■ボイス素材:台詞を声優に読んでもらった素材
■BGM素材:シーンのバックで流れている音楽
■効果音素材:打撃などシーンで使うものや決定時に鳴るシステムよりの効果音など
アドベンチャーゲームを構成する要素で説明をしたアドベンチャーゲームで使用をするサウンド部分の簡単な一覧です。大別すればこの3つになります。
自分たちで用意するパターン
メンバー内に声優の方や作曲家が居る場合は、その担当者が中心になって作業を進めていくことになります。ただし、作品の方向性によって求められるサウンド素材は大きく異なるはずです。そのため、事前に原案・シナリオとの打ち合わせや調整が必要になってきます。各担当者に向けた専用の資料を作成しておくことをオススメします。
誰かに作成してもらう
当サークルの場合は内部に声優の方も音楽が出来る方もいないのでこのパターンです。専用の資料を作成し、発注をするパターンです。声優のボイスだけは例外的ですが、BGMやSE(効果音)に関してはフリーで質が高いものがいくらでもネット上にあります。無理に製作をしてもらうよりも無料のものを上手く利用した方が発注の手間も減り楽だと思います。
諦める
一例ですが18禁同人ゲームでは「Hシーンだけにボイスを入れる」ことなど工夫がされている作品もあります。このように本当に必要な部分だけに時間や人員を使う選択は間違っていません。
先述しましたが「発注は手間」です。作品の傾向を理解してもらい、リテイクを行い、精度を上げていく…いい作品を作る上でこの作業は不可欠ですが「そのこだわりに価値があるのか?」この部分は客観的に分析を行った方が結果的に無駄が省かれることになります。
次回は「アドベンチャーゲームに必要なもの」全体のまとめとなります。